渋谷ワンダフル給食 第十弾!「アッシパルマンティエ」
「アッシパルマンティエ」の給食提供風景を取材するため、渋谷区立代々木山谷小学校へと足を運びました!
フランスで親しまれている家庭の味に、みんなは喜んでくれるかな?
「アッシパルマンティエ」ができるまで
「ミネストローネ」と「胚芽パン」
渋谷ワンダフル給食、できあがり!
子どもたちが待つ、教室へ
関口 智幸 先生
(学校法人服部学園 服部栄養専門学校 西洋料理主席教授)
アッシ・パルマンティエは、フランスの子どもたちに大人気(だいにんき)の家庭料理のひとつ。
煮込(にこ)み料理(りょうり)などで残(のこ)った味(あじ)のうすい肉でも、おいしく食べられるように工夫(くふう)された料理(りょうり)です。
じつはこの「アッシ・パルマンティエ」という料理名(りょうりめい)は、人の名前(なまえ)が由来(ゆらい)になっているんですよ!
その昔、「パルマンティエ」さんというフランスでじゃかいものつくり方や食べ方を広めた農科学者(のうかがくしゃ)がいました。フランスでは、気候(きこう)などの影響(えいきょう)で作物(さくもつ)がとれず、人々は食べるものが少(すく)ない苦(くる)しい時期(じき)がありました。
そこでパルマンティエさんは、病気(びょうき)に強(つよ)く痩(や)せた土地(とち)でも栽培(さいばい)ができる「じゃがいも」に目をつけたのです。これまで食べる習慣(しゅうかん)がなかったじゃがいもの栄養価(えいようか)の高さやおいしい調理法(ちょうりほう)を地道(じみち)に広めていき、このことが飢餓(きが)を救(すく)うきっかけとなりました。
いまもフランスでじゃがいもが愛(あい)されているのは、こんな歴史(れきし)があったからなんですね!
今回のワンダフル給食では、伝統的(でんとうてき)なつくり方にひと工夫(くふう)加(くわ)えて、カレー風味(ふうみ)を効(き)かせています。じゃがいも、チーズ、ひき肉(にく)との相性(あいしょう)は抜群(ばつぐん)!みなさんにもよろこんでもらえると思います! お楽しみに!