【取材レポート】渋谷ワンダフル給食「豚ロースのカレー風味 野菜餡かけ御飯」

今年度第六弾となるワンダフル給食プロジェクトのメニューは、「豚ロースのカレー風味 野菜餡かけ御飯」です。
カレー風味に味付けした豚ロースをカラッと揚げて、野菜たっぷりの餡と一緒にご飯に乗せた丼です。これは中国料理の排骨飯という料理をアレンジしたメニューですが、ワンダフル給食でどのように調理されるのか楽しみですね!
12月某日、給食提供風景を取材するため「渋谷区臨川小学校」におじゃましました。
「豚ロースのカレー風味」ができるまで

カレー風味の下味を付けた豚ロースに、片栗粉をまぶします。

高温の油に投入して、

からっと揚げます。

全学年、全クラス分をどんどん揚げていきます。

豚ロースのカレー風味の完成です!
「野菜餡かけ」ができるまで

鶏ガラや野菜を煮込んで、スープを作っておきます。

鍋に油をひいて、玉ねぎを炒めます。

しめじを加えてさらに炒め、

作っておいたスープも加えます。

そこに小松菜を加え、

にんじん、調味料も加えて煮込みます。

最後に水溶き片栗粉を加えて、とろみをつけます。
横尾シェフも一緒に仕上がりをチェックして、

野菜餡かけの完成です!
「三色ナムル」ができるまで

茹でておいた、もやし、にんじん、きゅうりを混ぜ合わせます。

調味料を加えて、三色ナムルの出来上がりです!
渋谷ワンダフル給食のできあがり!

ご飯、豚ロース、野菜餡かけの順に盛り付け、餡かけ丼の完成です。ナムルとデザートのみかんも添えて、ワンダフル給食の出来上がり!
子どもたちが待つ、教室へ


子どもたちの配膳が始まりました。

ご飯の上にお肉をどっしり乗せて、たっぷりと餡をかけてくれています。

大きなお肉をガブリ!

びっくりするほど美味しい!



笑顔があふれる、楽しい給食時間を過ごしてくれています。

おかわりも大人気!たくさん食べてくれて、ありがとう!
次回のワンダフル給食もどうぞお楽しみに!

横尾博志 先生
(学校法人服部学園 服部栄養専門学校 中国料理教授)
12月のワンダフル給食は、カリっとジューシーに揚げた豚ロースが主役のあんかけご飯です。
このメニューは、中国料理の排骨飯をアレンジしました。
排骨飯とは、例えるなら、日本のカツ丼のような存在です。
台湾では、屋台や駅のお弁当としても売られていたりするほど、広く親しまれている料理です。
排骨とは、「豚肉のスペアリブ(あばら肉)」という意味の中国語です。
今回は、食べやすく、手に入りやすい、豚ロースを使いました。
また、五香粉と呼ばれる香辛料の代わりにカレー粉を使い、スパイシーな風味を再現しています。
ご飯と豚肉に、野菜たっぷりのあんを絡めて食べてくださいね。
あんかけご飯は、とろっとした口当たりで食べやすく、消化を助けてくれる効果もあります。
栄養をしっかり摂って、寒い冬に向けて免疫力を高めていきましょう!