【取材レポート】渋谷ワンダフル給食「鰤(ぶり)ステーキ~根菜類を添えて~」

今年度、第五弾となるワンダフル給食プロジェクトのメニューは、根菜類を添えた「鰤ステーキ」です。
冬が旬の季節である鰤と根菜類を、ひと皿で楽しめるメニューです。
11月某日、給食提供風景を取材するため「渋谷区西原小学校」におじゃましました!
「鰤ステーキ」ができるまで

鰤に片栗粉をまぶします。

高温の油で、どんどん揚げていきます。

鰤ステーキの完成です!
「鰤ステーキに添える“根菜類”」ができるまで

乱切りにして茹でた人参と大根を、昆布と一緒にひと煮立ちします。

塩ゆでしておいたブロッコリーを加えて、

しょうゆ、みりんを加えた出汁に浸して、しっかりと味をふくませます。
「鰤ステーキの“ステーキソース”」ができるまで



回転釜に、出汁、しょうゆ、みりん、砂糖を合わせます。

沸騰したら、水溶き片栗粉でとろみをつけます。

西澤シェフも仕上がりをチェック。
「沢煮椀」ができるまで

沢煮椀とは、たくさんの食材を千切りにして煮込んだ汁物のことです。
今回は、ごぼう、にんじん、えのき、たけのこを千切りにして、出汁と一緒に煮込みます。

最後にねぎも加えて、沢煮椀の出来上がりです。
渋谷ワンダフル給食のできあがり!

鰤ステーキに根菜類を添えて、ステーキソースをかけて盛り付けたら、ワンダフル給食の出来上がりです!
子どもたちが待つ、教室へ

子どもたちの配膳が始まりました。

手を合わせていただきます!


みんな、元気に楽しく、たくさん食べてくれています!


添え物の根菜類も大人気。

先生も鰤ステーキをガブリ!

こんなにきれいにお皿を空っぽにしてくれました!
今回も美味しく食べてくれてありがとう!
次回のワンダフル給食もどうぞお楽しみに!
西澤 辰男 先生
(学校法人服部学園 服部栄養専門学校 日本料理主席教授)
「出世魚」という言葉を聞いたことありますか?
同じ魚でも、大きさによって名前がかわる魚のことを「出世魚」と言い、縁起が良い魚とも言われています。
代表的なものとして、鱸や鰤が挙げられます。
鰤は、関東では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリと名前が変わり、
関西では、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリと名前が変わります。
鰤の旬は「冬」。これからが美味しくなってくる季節です。
冬の鰤を「寒ブリ」と言います。
今回は、その鰤を使ってステーキに仕上げました。
火を通しすぎると硬くなってしまう身には、片栗粉をまぶし、カラッとふんわりサクサクに揚げています。
鰤に添えた野菜も、冬が旬の根菜類であるブロッコリー・大根・人参です。
生姜たっぷりの餡をからめてお召し上がりください。体が温まりますよ。
旬のものは栄養価が高くて体に良く、その季節に起こりやすい体調不良から私たちを守ってくれます。
美味しい旬のものをいただいて、寒い冬を乗り越えましょう!