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渋谷ワンダフル給食 第一弾!「鶏もも肉の煮込み,グレモラータ仕立て」

2021年6月、待ちに待った渋谷ワンダフル給食がはじまりました!

第一弾は、「鶏もも肉の煮込み、グレモラータ仕立て」がメインの献立です。

さっそく、提供がはじまった「渋谷区立代々木中学校」に訪問をしてきました。

校内には「今日の給食」が掲示されていました。渋谷ワンダフル給食の紹介も!

「鶏もも肉の煮込み、グレモラータ仕立て」ができるまで

グレモラータの原料となる、レモンの皮とパセリとにんにくです。このあと、ミキサーでこまかくしていきます。
ブロッコリーをカットして、固めにゆでておきます。
鶏肉をいためて、玉ねぎを加えて、鶏がらスープで煮ていきます。
ブロッコリー、牛乳、生クリームを加えて
このメニューのポイント、グレモラータを加え
味をととのえたら「鶏もも肉の煮込み、グレモラータ仕立て」の完成です!

イタリア風マセドアンサラダ

付け合わせは「イタリア風マセドアンサラダ」。皮をむいたレモンの果肉をしぼって、サラダに使用しました。
マセドアン(フランス語で「角切り」)にした野菜をさっとゆでて、しぼりたてレモンのドレッシングであえたサラダです。

渋谷ワンダフル給食、できあがり!

おいしそう!

子どもたちが待つ、教室へ

給食係の子どもたちがスタンバイ!
配膳の様子です。しっかり盛りつけができていますね。
どんな味がしたかな?おいしそうに食べてくれて、ありがとう!

子どもたちへのインタビュー

■今日の給食は、どうだった??

子どもたち「おいしかった!」

■レモンの味、したかな??

子どもたち「した!」

■嫌じゃなかった?

「ぜんぜん!」

■サラダは?

「おいしかった!」

■レモンが入って、すっぱくなかった?

「大丈夫だった!」

■メロンは?

「あまくておいしかった!」

■元気いっぱい答えてくれて、ありがとう!

レシピを考えたシェフより、渋谷区の子どもたちへ

中村 哲 先生
(学校法人服部学園 服部栄養専門学校 西洋料理教授 イタリアンシェフ)

イタリア料理というと、日本の子どもたちに人気で、おうちのごはんでも欠かせないメニューですよね。

みなさんに「イタリア料理ってなにがある?」とクイズを出したら、「パスタ!」「ピッツァ!」という答えが返ってきそうです。

でも、この「パスタ」も「ピッツァ」も、イタリアンのコース料理では “プリモピアット” といって、ひとつめに出てくるお料理であって、メインのお料理ではないんですよ。

意外、ですよね?

そこで、渋谷ワンダフル給食では、みなさんにイタリアンのメイン料理を食べてもらいたくて、このレシピを考えました。

「鶏もも肉の煮込み、グレモラータ仕立て」について

このメニューの原型は、イタリアのロンバルディア州ミラノの「オッソ・ブーコ・アッラ・ミラネーゼ」という郷土料理です。

もともとは、仔牛のすね肉を使う料理なのですが、今回の給食では、みなさんも食べなれている鶏のもも肉を使って仕上げてみました。

この料理のポイントとなるのは、「グレモラータ」と呼ばれる、レモンの皮とパセリとにんにくを、それぞれみじん切りにしたものを混ぜ合わせ、料理の仕上げに加えるところです。

グレモラータのさわやかな風味は、この初夏の給食にぴったり。濃厚(のうこう)なクリームの煮込み料理も、さっぱりと食べられる一品になったのではないでしょうか。

気に入ってくれたら、ぜひおうちでも試してみてください。イタリアン以外のいろんなお料理でも、仕上げにグレモラータを加えることで新しい味に出会えますよ。

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