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渋谷ワンダフル給食 第十三弾!「くじらの竜田あげ」

「くじらの竜田あげ」の給食提供風景を取材するため、

渋谷区立千駄谷小学校へと足を運びました!

くじら肉を初めて食べる子はどんな反応をしてくれるかな?

「くじらの竜田あげ」ができるまで

まずはメインの「くじらの竜田あげ」作りから
たまねぎとタレに漬けこんで、やわらかくしたくじらに、
たっぷりと片栗粉をまぶします
高温の油でカラッと揚げていきます
美味しそうな焼き色がついた、くじらの竜田あげの完成!

「千草和え」

茹でたキャベツや小松菜の水気をしぼって
にんじんやしらたき、調味料と一緒に和(あ)えていきます
さらに、炒(い)り卵や油揚げを加えて、味わいとうまみをプラスして出来上がり!
クラスごとに計量していきます

「鶏肉と根菜の味噌汁」

けずりぶしでとったお出汁(だし)に、
れんこん、さといも、はくさいといったお野菜と、
鶏肉を加えて煮込んでいきます
具材に火がはいったら、合わせ味噌を投入
味を調整して、「鶏肉と根菜の味噌汁」の完成です!
白いご飯も炊き上がりました!
さあ、みんなが待つ教室へ

渋谷ワンダフル給食、できあがり!

サクサクの衣が、くじらのおいしさを引き立てます!
お味噌汁と千草和えも盛り付けて、バランスの良い給食に仕上がりました!

子どもたちが待つ、教室へ

子どもたちの配膳がはじまりました!
「くじらって食べれるの?!」「くじらって美味しいの?!」
はじめての味に不安な声も・・
食べてみると・・「香ばしくておいしい!」「お肉みたい!」
みんなおいしそうに食べてくれました!
「美味しかった~」「また食べたい!」とうれしい声をいただきました。
みんなに喜んでもらえてよかった!

西澤 辰男 先生
(学校法人服部学園 服部栄養専門学校 日本料理主席教授)

今回の渋谷ワンダフル給食は「くじらの竜田(たつた)あげ」です。くじら肉(にく)を食(た)べるのが初(はじ)めてという子(こ)も多(おお)いと思(おも)います。どんな味(あじ)がするのか、ドキドキ・ワクワクしますよね!


くじら肉(にく)は、日本(にほん)では古(ふる)くから貴重(きちょう)な食材(しょくざい)・たんぱく源(げん)として食(た)べられてきました。特(とく)に戦争(せんそう)が終(お)わった後(あと)、食(た)べるものが少(すく)なかった時代(じだい)には、学校(がっこう)給食(きゅうしょく)に頻繁(ひんぱん)に登場(とうじょう)した重要(じゅうよう)な食材(しょくざい)のひとつです。

じつは、子(こ)どもたちにも食(た)べやすいように「くじらの竜田(たつた)あげ」を考案(こうあん)したのが、服部学園(はっとりがくえん)の創設者(そうせつしゃ)、服部(はっとり)道政(みちまさ)先生なんですって!少(すこ)し硬(かた)いくじらの肉質(にくしつ)を、たまねぎにつけてやわらかくするのが、服部(はっとり)流(りゅう)です!

いまでは、くじらの捕獲(ほかく)が規制(きせい)されるなど、食卓(しょくたく)にあがることはめっきり少(すく)なくなったくじら肉(にく)ですが、日本(にほん)の中(なか)では、食文化(しょくぶんか)として大切(たいせつ)にしている地域(ちいき)もあるんですよ。

みんなのおじいちゃんおばあちゃんもきっと食(た)べていた、昔(むかし)ながらの学校(がっこう)給食(きゅうしょく)をぜひ味(あじ)わってみてくださいね。

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