渋谷ワンダフル給食 第十三弾!「くじらの竜田あげ」
「くじらの竜田あげ」の給食提供風景を取材するため、
渋谷区立千駄谷小学校へと足を運びました!
くじら肉を初めて食べる子はどんな反応をしてくれるかな?
「くじらの竜田あげ」ができるまで
「千草和え」
「鶏肉と根菜の味噌汁」
渋谷ワンダフル給食、できあがり!
子どもたちが待つ、教室へ
西澤 辰男 先生
(学校法人服部学園 服部栄養専門学校 日本料理主席教授)
今回の渋谷ワンダフル給食は「くじらの竜田(たつた)あげ」です。くじら肉(にく)を食(た)べるのが初(はじ)めてという子(こ)も多(おお)いと思(おも)います。どんな味(あじ)がするのか、ドキドキ・ワクワクしますよね!
くじら肉(にく)は、日本(にほん)では古(ふる)くから貴重(きちょう)な食材(しょくざい)・たんぱく源(げん)として食(た)べられてきました。特(とく)に戦争(せんそう)が終(お)わった後(あと)、食(た)べるものが少(すく)なかった時代(じだい)には、学校(がっこう)給食(きゅうしょく)に頻繁(ひんぱん)に登場(とうじょう)した重要(じゅうよう)な食材(しょくざい)のひとつです。
じつは、子(こ)どもたちにも食(た)べやすいように「くじらの竜田(たつた)あげ」を考案(こうあん)したのが、服部学園(はっとりがくえん)の創設者(そうせつしゃ)、服部(はっとり)道政(みちまさ)先生なんですって!少(すこ)し硬(かた)いくじらの肉質(にくしつ)を、たまねぎにつけてやわらかくするのが、服部(はっとり)流(りゅう)です!
いまでは、くじらの捕獲(ほかく)が規制(きせい)されるなど、食卓(しょくたく)にあがることはめっきり少(すく)なくなったくじら肉(にく)ですが、日本(にほん)の中(なか)では、食文化(しょくぶんか)として大切(たいせつ)にしている地域(ちいき)もあるんですよ。
みんなのおじいちゃんおばあちゃんもきっと食(た)べていた、昔(むかし)ながらの学校(がっこう)給食(きゅうしょく)をぜひ味(あじ)わってみてくださいね。